〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 最近のかなし〜いお話 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  

    

   この前一人の女の子が器材を買ってくれと、訪問してきた。こう聞くとあべこべじゃないかと思うかもしれないが話はこうである。 某ダイビングスクールでオープンウォーターの講習を受けたのはいいが、波酔いが激しく全然やる気が起きないと言う。当然もうやらないのだから邪魔でしょうがないから売ってしまえー!! ということであった。彼女の経験本数は、海洋実習を含む6ダイブだけだがなぜかフル器材を持っている。   

   毎年こういう売り込みギャルが来るが当スクールは残念ながら中古器材買い取り専門店ではないので、たいがいは丁重にお断りするようにするが。 しかし、いやなものはいやである。彼女の決意は、ダイヤモンドのように固かった。結局二束三文になってもいいと言うことで買い取ることにした。しかし驚いたのは中身である軽器材、 重器材、小物類はもちろん、ドライスーツになぜか保温性の高い2ピースのウエットスーツである。そして見積もりが終わってからよく見てみるとメッシュバッグのサイドポケットが膨らんでいる。ダイブコンピューター様である。彼女はこやつの使い方はもちろん価値も分かっていないのであった。そしてもっとも驚いたのは彼女が支払った額が、よくわかってなかったことである。だいたい80万円前後くらいだというが。それでもだいぶ安くしてもらったらしい。 何をどう割り引いてもらったのか、いくら割り引いてもらったのか、何に対してどれくらいかかったのか全く不明なのである。 

  ではなぜ彼女はこんなもったいないことをしたのだろうか!?よほどの金持ちか、そそのかされたのかどっちかだろうとおもっていたらやっぱり後者に近かった。店を紹介した者は、なぜか彼女の元友人と言う(もちろん今では絶縁関係らしいが...) 友達の紹介なので安心して店に入ったのだろう しかし、この時点で狼の群に入った子羊ちゃん状態になってしまったのだ。店に入るなりスタッフ数人に囲まれて説明を受けて気が付いたらフル器材込ご購入の契約をなさったのである。なんという優秀なスタッフであろうか。いやいや、感心してはいけない。全くもって腹立たしい限りである。

   ショップによってはスタッフのことを営業マンと呼ぶところもある。今の不景気な時代で儲けようと思ったらそこまでしなきゃいけないのかもしれない。確かに器材は自己所有するのが一番である。上達も早くなるし、レンタル代も浮くし、事故の可能性も少なくなるだろう。でもそれって何か全然違うと思う。そういう判断は各個人がするものであってお店側がするものではないと言うことが言いたいだけである。

  最近はこういう(悪徳な)商売をしている店も少なくなっている気がしますが、残念ながら0%ではありません。信用できるダイバーの友達に情報を聞くとかして自分にあった店を選ぶようにしましょう。                   

  •  教訓;ダイビングの店選びをするときは自分の意志を固めてから始めるようにしましょう。
  •  最終的に選ぶ事が出来るのはのはあなたですからね!!  
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  • もちろんこのような悪徳ショップばかりではないので勘違いしないようにしてください。はっしいの家のように...